標本室

美しいものへの妄念を文字にする試み。好きなものについての漠然とした記述。

Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2015 JUMPing CARnival 北海きたえーる

JUMPちゃんは全員好きです。 山田様は「帝王」「殉教者」、知念様は「求道」「覇者」という謎のイメージがあり、わりと崇拝に近い想いでお姿を拝見しています。幼いうちからアイドルとして試練に打ち勝ち、現在のポジションを手にしているところが崇高で気高くて畏れ多いおふたりです。伊野尾ちゃんの顔(前髪おろしてるとき)の顔になりたいです。アイドルとしては圭人くんと裕翔くんが好きなので、どちらのうちわを持つか迷いましたが、同行する友人が裕翔くん担なので、圭人くんにしました。

チケットを手配してくださったかたのおかげさまで席もよく、肉眼でちゃんと存在を確認できることに感動を禁じ得なかった。アリーナの2列目、ステージ真横。ありがたいこと。

【メンバーに関する覚え書き】

山田様→かっこよすぎる。登場するだけでその場の空気が変わる帝王感は相変わらず。金髪でわりと短めの御髪。最初のお衣装だと、究極にうるわしい孫悟空のように見えなくもなかった。

知念様→肉眼で観ると、やっぱりお小さい。でも存在感の大きさや、動きの力強い美しさに圧倒された。仕草が可愛い…。

裕翔くん→可愛い…。本当に可愛い…。背が高くて手足が長くて、誰よりもスタイルがいいのに子供の時分とまるで変わらない動き方をしている裕翔くんが大好き(相葉くんもそういうところがあって大好き)。清冽さと育ちの良さ、天真爛漫な空気感が本当に素敵。

圭人くん→可愛い。あのはにかんだような笑顔 …。

ありたん→可愛い。元気。

伊野尾ちゃん→可愛い。ふわふわ。愛すべき適当感。

八乙女くん→おもしろい。かっこいい。

藪くん→めっちゃスタイルいい。アリーナ席の客によく構ってくれたことで、ものすごく私の中の藪くん株が上昇した。ライブで観るとものすごく好きになっちゃう人っているけど、藪くんは絶対それだな。戸塚さんのことを引き続きよろしくお願いします。

高木くん→スタイルいい。セクシー。

【曲についての覚え書き】

オーバーチュアのあとは「ウィークエンダー」で幕開け。この曲めちゃくちゃ好き!さらにこれを生で土曜日(夕方だけど)に聴けるなんて、これほど嬉しいことがあるでしょうか。感動。嬉しい。そこから「Come On A My House」「Ride With Me」とシングル曲。楽しい。嬉しい。可愛い。

アルバム聴いてずっと楽しみにして「Viva! 9's SOUL」楽しかったー。うまくリズムに乗れなかったけど。

コンサートで見るのが恐ろしい…だって絶対可愛いから…と覚悟していた「ペットショップラブモーション」。恐ろしかった。予想を軽く凌駕する現実がそこにある。可愛さはある定量を超えると凶器になりうるということを実感させられた。それぞれの動物をあてはめた人天才だろ…。知念様の圧倒的に隙なく緻密に構築されつくした可愛さも、裕翔くんのすくすくのびのびまっすぐな可愛さも、伊野尾ちゃんの気まぐれ小悪魔感満載の可愛さも、高木くんのツンデレわんこな可愛さも、もうなんか、凶器。特に高木くん可愛い…。飼うならこのわんこがいい…。思わず高木担になりそうな勢いであった。伊野尾ちゃんが「オホーツクで穫れたシャケをやるよ!」みたいなことを言っていた。伊野尾ちゃんのこの何ともいえない脱力感というか、適当な感じが本当に可愛い。

「おっきくなーれ☆ボク」が御披露された!!!私が知念様、ひいてはHey! Say! JUMPに興味を持つきっかけになった曲ですが、コンサートで観たの初めて…。感動…。

山田様が作詞なさった「時計」では、きらきらと羽根が舞い飛ぶ演出。演出として特に目新しいものではないはずなのに、山田様のお歌と存在感のおかげか、奇跡のように美しかった。この空間全体が、山田様のお作りになったスノードームの中なんじゃなかろうか…そんな妄想に囚われるほどの美しい空間だった。

「Urtra Music Power」で思わず泣いてしまう。知念様の「風を切れ~」があまりに澄んで美しかったから。 いつか、アイドル雑誌のバックナンバーを漁っていたときに、まだ幼い知念様が「声変わりを迎えても高い声が出るように練習したい」みたいなことを仰っていて、ジャニーズというか消費者の欲望の恐ろしさ、そしてそれを敏感に察知する知念様の聡明さに衝撃を受けたのです 。 ちょうどセクゾの格差問題が表面化している頃で、聡くんが同じような発言をしていた記憶もあったので、ますますつらく切ない気持ちを抑えきれなくて…。 まだ声変わりも迎えていない年頃の幼い子どもが、自分の商品としての価値がどこにあるか気付いていること。そしてその価値が「幼さ」という、いつか必ず失われるものであること。いずれもとても残酷だと思うのだけど、その残酷な世界に対してまっすぐに向き合い、打ち勝とうとしている知念様はなんて強いんだろう、と感銘を受けたのでした。 それが、二十二歳の知念様もこんなにも澄んだ声で歌っている。当時と変わらないほどの可愛らしさに加えて、男らしさやたくましさといった成長したからこそ得られた要素を兼ね備えて、さらに多面的な魅力を獲得している…。その事実、その裏側にあるであろう知念様の努力や研鑽は、本当に素晴らしい、輝かしいことだと思う。 JUMPちゃん、とくにセブンの子たちは、たいそう若い(というより幼い)時分にデビューして、小さな体には重すぎる問題や悩みに直面してきていて(※私はリアルタイムで彼らを追っているファンではないので、雑誌のバックナンバーやMyojoの「裸の時代」なんかで活字になったものを追うことしかできていないのだけど)それを自分なりに撥ね除けたり受け入れたり遣り過ごしたり乗り越えたりしていて、その結果が現在の輝きであることが本当に尊い。 マリウスや聡くんも、あと何年かしたらこんなふうに輝いていてほしい…そんな想いが一気に噴出して、ぼろぼろと泣いてしまった。素晴らしいものを見せていただいた。本当に。 最近の聡くんと知念様の仲良しぶりを雑誌などで垣間見る度に、微笑ましく嬉しかったのですが、ますます「聡くんをよろしくね、知念様!」という思いを強くした。勝手に。 JUMPちゃんはみんな、それぞれいろいろな努力を経て今の可愛さを獲得していると思う。だからこそ、JUMPちゃんの可愛さは尊い。

【そのほか印象に残ったこと】

・「SUPER DELICATE」で、はみ子になる八乙女くん。「なまら寂しいんだけど!」っていって可愛い。

・高木くんの名言「夏の終わりを決めるのは自分」。八乙女くんの迷言(BY藪くん)「秋の終わりを決めるのは自分」。

・藪くんと八乙女くんのケンカエピソードからの、ダチョウ倶楽部的な。ちゅーしちゃうのかと思った。どきどきした。

・「ピンクとグレー」が釜山映画祭に出品されるエピソードで、藪くんが裕翔くんの後ろに写っている菅田将暉くんを伊野尾ちゃんと見間違えていた。

・「イカ踊り」を踊る裕翔くんと知念様。可愛い。この世の楽園は此処にある。…さらに、踊りながら立ち去ろうとするみんなを追う圭人くんに「今日はひとりで歌います」的な感じで突き放す山田様。「圭人も入れて」という圭人くん。なんなの。可愛すぎる。

・せんせーしょんずも可愛かった。あの曲&衣装だいすき。

・伊野尾ちゃん、最後のご挨拶で「生まれ変わってもまた会おうね」的なことを言い、藪くんが「まだ生きてるよ」的なつっこみを。生まれ変わる前に会いたいです。

・Tシャツを着て出てきた高木くんの襟元がルーズに開いていて、たいそうセクシー。思わず高木担になりそうだった(2回目)。

・最後の最後はロミジュリ。圭人くんが超巻き舌でタイトルコール的な。「スーツデイズ」の映像で八乙女くんが巻いてた蛇を巻いて登場するありたん。可愛いねえ。舞う銀テープを見て誰かが「ほーらみんな銀紙に夢中だ」って言ってたけど…そうなの?銀テープより本体じゃないの?少なくとも私はそうだ。

アルバムのツアーなんだからアルバムの曲は全部やるだろうって何の疑いも持たずに行ったのだけど、そうではなかった…。しかもセットリストに入ってないのは悉くお気に入りの曲だった…。「SHen SHera Shen」とか「Fever」とか。なんで?どっちもすごくライブ映えしそうな曲だなーと思っていたのだけど。でもそれに気付いたのは帰り道に余韻にひたりながらアルバムを聴いていたときで、コンサート中は不満を感じることはまるでなかったので、構成としては何ら問題はなかったということだ。

本当に楽しくて素敵な時間だった。去年は札幌公演がなくて残念だったけど、一年のブランクなんて全く感じなかった。選びあぐねて全員分のクリアファイルを買おうとしたら、高木くんのだけ売り切れだったこと以外は何の心残りもない。素晴らしい時間をありがとう。